iOSアプリReadLinkerの提供開始予告

合同会社ADAは、「本棚からつながる人類知」をコンセプトとした、iOS/ブラウザアプリ、「ReadLinker」の提供を2023年11月に開始いたします。

ReadLinkerでは、書籍を集め、管理し、その本に関係する別の本およびインターネット上の知識を半構造的にまとめ、関係する各種動画メディアにアクセスし、その本に関係する説明を読み、新しい説明を加えることができます。

バージョン1.0で提供するサービス内容は以下の通りです。

所有している紙の本の登録

ユーザーは所有する書籍を本棚ごとに高速に登録し、書誌管理することができます。登録可能な書籍のデータベースは国立国会図書館のデータベースを利用しています。国内で出版・流通される書籍のほぼ全ての書籍に加え、ISBNのない古い書籍や一部の同人誌なども登録可能です。[1]

書籍の登録はISBNのバーコードを読み込むことで瞬時に行えるほか、重複して所有している書籍をそれぞれ登録することも可能です。

本棚管理

ReadLinkerではユーザーが現実に持っている本棚に対応する形で書籍を登録するため、充実した本棚機能を有しています。本棚は自由に増やすことができ、それぞれに名前やカラーを割り振ることができます。本棚を選択した状態で書籍登録を行うことで、本棚ごとの在架の本を一斉に登録可能です。もちろん本棚内部でのキーワード検索、並び替え機能を用いることで、探している本がどこにあるのか瞬時に探し出すことが可能です。

バーコード発行機能

ReadLinkerでは一冊一冊の物理的な本に固有のIDを割り当てています。さらに、このIDに対応したバーコードを発行する機能を提供します。発行されたバーコードを使うことで、ユーザーは快適に本棚を整理することができるほか、無人化した書籍の貸し借りを可能とします。このバーコードはPDFファイルとしてアプリが出力します。ユーザーは、指定の市販のシール用紙に印刷することで、一冊一冊に固有のバーコードを作成・貼り付けることができます。QRコードを読み込むと、その本を誰が所有しているのかといった情報をブラウザ上で確認することができます。

図書館機能

ユーザーは自身の全ての本棚を図書館として公開することができます。誰にどの本を貸し出したか、忘れてしまったことはありませんか。ReadLinkerでは貸し出しを記録することが可能です。さらに、バーコードを貼り付けている書籍であれば「セルフでの貸し出し」「セルフでの返却」もできます。会社や学校でReadLinkerを導入することで、書籍の貸し出し管理を一元化でき、省人化も実現できます。

将来の機能

ReadLinkerは、人々がアイデアについて「より良い説明」を求める一助となることを目指して開発しています。あるアイデアについて、過去の人々がどんな議論を行なってきたのかを知ることができる。あるアイデアの重要な背景情報を知ることができる。自分が思いもよらなかったアイデアに出会う。書籍に出会いアイデアに出会うことを促進する機能を実装していきます。

[1] バージョン1.0では雑誌への対応は行なっておりません。